HILLS MAGAZINESTORY 30
2026年に伸びる麻辣湯市場とクリスプサラダワークス運営会社の参入を解説するHILLS MAGAZINEのカバー
PART 1|市場編

MALATANG MARKET 2026

2026年、麻辣湯(マーラータン)が伸びる理由。
クリスプサラダワークス運営会社も参入した
「いま注目の市場」とは?

なぜ今、麻辣湯なのか。
数字と現場から、その成長を考えます。

麻辣湯(マーラータン)。

少し前まで、「知っている人は知っている料理」という印象だったこのジャンルが、ここ数年で一気に街中へ増えています。

SNSで見かける機会も増え、デリバリーでも存在感を高め、専門店の出店も相次いでいる。

では、なぜ今、麻辣湯なのでしょうか。

単なる一過性のブームなのか。それとも、飲食店経営者が注目すべき新しい市場なのでしょうか。

01

MARKET GROWTH

数年で約10倍。
数字で見ても、
麻辣湯は伸びている。

株式会社Reviewが公表した調査では、麻辣湯専門店の新規開業数は、2022年の21店舗から、2025年には225店舗へ。

NEW MALATANG STORES21店舗 → 225店舗

数年で約10倍まで増加しています。

さらに、中華料理の新規開業店舗に占める麻辣湯専門店の割合も、約1.5%から21.2%へ。

もはや一部の専門店だけの話ではなく、中華業態の中でも存在感のあるカテゴリーになりつつあります。

もちろん、「店舗数が増えている=必ず儲かる」という意味ではありません。

ただ、市場そのものに人が集まり始めている。

これは飲食店経営者にとって、見逃せない変化です。

02

FROM THE DELIVERY FLOOR

デリバリーの現場でも、
麻辣湯の名前を
よく聞くようになった。

ここからは、数字ではなく現場の話です。

HILLS BOWLでは、日々多くのデリバリー配達員の方が商品を受け取りに来ます。

その際、私はよく配達員の方に、

「HILLS BOWLくらいデリバリーが強い店って、他にどこがありますか?」

と聞きます。

配達員の方は、一日に何店舗もの飲食店を回っています。つまり、どの店に注文が集まっているのかを、かなり近い場所で見ている存在でもあります。

すると最近、大手ファストフードチェーンなどと並んで、「麻辣湯ですね」という答えを聞く機会が増えました。

中には、「最近、麻辣湯ばかり配達しています」という方までいます。

これは統計調査ではありません。
あくまで日々の店舗運営の中で聞いている、定性的な現場の声・一次的な現場観察です。

それでも、数字だけでなく、実際のデリバリー現場でも存在感が高まっている。この一致は、非常に興味深いと感じています。

03

WHY CONSUMERS CHOOSE IT

なぜ、麻辣湯は
今の消費者に合うのか。

麻辣湯には、今の外食市場と相性の良い要素がいくつもあります。

野菜を選べる。
具材を自分好みに組み合わせられる。
辛さを調整できる。
一杯で食事として成立する。

さらに、「今日は少し身体を意識したものを食べたい」という需要にも入りやすい。

これは実は、サラダボウルとかなり近い特徴です。

HILLS BOWL(ヒルズボウル)を運営していても感じますが、現在の消費者は、ただお腹を満たすだけではなく、

「自分で選べること」
「食事として満足できること」
「少し身体を意識できること」

を同時に求める傾向があります。

麻辣湯は、この複数のニーズを一つの器で満たしやすい。だからこそ、支持されているのではないでしょうか。

04

CRISP ENTERS THE MARKET

クリスプサラダワークス
運営会社も、
麻辣湯市場へ。

2026年には、CRISP SALAD WORKSを運営する株式会社CRISPが、麻辣湯専門店の新ブランド「バイウェイヌードル」を虎ノ門ヒルズでスタートしました。

ここで重要なのは、「CRISP SALAD WORKSに麻辣湯メニューが追加された」という話ではありません。
サラダボウル事業を展開してきた会社が、別ブランドとして麻辣湯市場へ参入したという点です。

サラダ。麻辣湯。

一見すると違う業態に見えますが、野菜、カスタマイズ、一食完結、身体を意識した日常食という部分では、非常に近い市場にいます。

すでにサラダという日常食市場を知る企業が、次のブランドとして麻辣湯へ進む。これは、飲食店経営者として非常に興味深い動きです。

05

DIVERSIFY THE RISK

一つの業態に、
すべてを賭けない。

新しい市場が伸びていると聞くと、「では、その業態を新しく始めよう」と考えがちです。もちろん、それも一つの方法です。

しかし、既存の厨房、スタッフ、食材、デリバリーアカウント、顧客。これらを活用できるのであれば、ゼロから一店舗を作るよりも、既存店舗の中に新しい売上の柱を作る方がリスクを抑えられる場合があります。

一つのブランドだけに売上を依存しない。
一つの商品カテゴリーだけに依存しない。
既存の設備を活かしながら、別の需要を取り込む。

飲食店の新規事業では、こうした考え方も非常に重要です。

次の日常食を、あなたの店にも。
サラダボウル専門店FCを見る
06

HOW YOU ENTER MATTERS

伸びている市場ほど、
「どう参入するか」が
重要になる。

麻辣湯市場は、確かに伸びています。だからこそ、これから参入する店舗も増えるでしょう。

市場が成長する。競合が増える。そして、その中で生き残る店と、そうではない店に分かれていく。これは、あらゆる飲食市場で起きてきたことです。

大切なのは、「流行っているから始める」だけではありません。

既存事業との相性。厨房の活用。食材の共有。固定費。リピート。デリバリー。そして、一つの業態に依存しすぎない事業設計。

新しい市場へ入るなら、最初からそこまで考えておく必要があります。

無計画・無装備で、戦場へ行かない。

地図もない。戦略もない。そして一つの武器しかない。そんな状態で、わざわざ競争の激しい市場へ入る必要はありません。

始めるのであれば、既存事業を活かし、リスクを分散し、売上の柱を増やす。それが、これからの飲食店経営ではますます重要になると考えています。

「始めるなら、リスクを分散し、売上の柱を増やせ。」
― 飲食店経営の新星
アレクサンドリア・ヒルズ・ジュニア

ANOTHER BRAND, FROM WHAT YOU HAVE

今あるものを活かして、
もう一つの売上をつくる。

あなたの厨房に、もう一つのブランドを。

HILLS BOWLでは、既存店舗への導入も含めたサラダボウル事業をご提案しています。

HILLS BOWL サラダボウル専門店フランチャイズ
WRITTEN BY

HILLS BOWL編集部

大阪・南堀江でアサイーボウル&サラダボウル専門店を運営。
飲食店経営、フランチャイズ、商品開発とブランドづくりの知見を発信しています。